いのうえ内科

インフルエンザの予防
インフルエンザウイルスは患者のくしゃみや咳、痰などで吐き出される微粒子(飛沫) を介して感染する「飛沫感染」が中心です。

人ごみを避ける
病原体であるウイルスを寄せ付けないようにしましょう。

栄養と休養を十分にとる
体力をつけ、抵抗力を高めることで感染しにくくなります。


適度な温度、湿度を保つ
ウイルスは低温、低湿を好み、乾燥しているとウイルスが長時間空気中を漂っています。

加湿器などで室内の適度な温度を保ちましょう。

外出後の手洗いとうがい
手洗いは接触による感染を、うがいはのどの乾燥を防ぎます。

マスクを着用する
マスクを着用しましょう。
罹患した人では、咳やくしゃみの飛沫から他人に感染するのを防ぐ効果もあります。




インフルエンザかな?
  • 時間帯を問わず、38℃を越える高熱がある
  • 寒気・震え(特に発熱する直前)
  • 倦怠感
  • 頭痛
  • 関節痛・筋肉痛
  • 喉の痛み
  • 咳(起こらない場合もある)
  • 鼻水(ウイルスがいるので感染性あり!)
  • くしゃみ(ウイルスがいるので感染性あり!)
 
 
インフルエンザは潜伏期間が短いので、朝から発熱したまま学校や会社に行くと、集団感染してしまうことも十分あります。また、発熱する前から感染性はあるので症状がある場合には早めにご相談ください。

特に以下の方は特に注意が必要です
  • 65歳以上の高齢者
  • 妊娠28週以降の妊婦
  • 慢性肺疾患(肺気腫、気管支喘息、肺線維症、肺結核など)
  • 心疾患(僧帽弁膜症・鬱血性心不全など)
  • 腎疾患(慢性賢不全・血液透析患者・腎移植患者など)
  • 代謝異常(糖尿病・アジソン病など)
  • 免疫不全状態の患者



インフルエンザと診断されたら


自宅療養の期間について


発熱、咳、のどの痛み、鼻水・鼻づまりなどの症状が続いているうちは、外出を控えてください。発熱やせきなどの症状が治まっても治まった日からさらに2日間は、自宅療養が必要です。その方によって状況が異なることもありますが当院では感染拡大予防のために最低5日間の自宅療養を推奨しています。
なお、学生は学校保健法にて登校が禁止されています。

自宅療養の留意点〜家族に感染を広げないために〜

 

1 栄養をとり、安静にして、十分な睡眠を心がけましょう。 

2 お茶、水などでこまめに水分補給をしましょう。

3 毎日、1回は体温を計りましょう。

4 咳が続いている間は、必ずマスクをしましょう。

5 咳をするときは、咳エチケッを心がけましょう。

6 病院からもらったお薬は、症状がなくなっても必ず最後まで飲み切りましょう。

7 できるだけ、看病する人を一人に決め、看病する人もマスクをしましょう。

8 家族への感染を防ぐため、できるだけ部屋を分けましょう。

9 部屋の湿度を高めにしましょう。

10
 定期的に部屋の換気に努めましょう。

11
 看病した後(感染している家族と接触があった時)は、必ず石けんで手を洗いましょう。


子供の「インフルエンザ脳症」に注意してください!

 次の症状が見られたら、インフルエンザ脳症かもしれません。早めに医療機関を受診して下さい。発熱やせきなどの症状のほかに、
1 「呼びかけても、答えない。」など、子どもの意識がはっきりしない。

2 「けいれん」が見られる。

3 意味不明な言葉や行動が見られる。


※ 強い解熱剤(ボルタレン、ポンタールなど)により、インフルエンザ脳症がより悪化することがあります。


http://www.naika-inoue.com
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