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肝細胞でつくられた消化液の一種である胆汁は、胆管を通って十二指腸に運ばれます。その途中で、胆のう管を通って胆のうに運ばれ、5〜10倍の濃さに濃縮され貯えられています。胆のうの袋の壁は薄い筋肉がついていて、脂肪の多い食事が十二指腸に入ってくると、胆のうはホルモンの刺激を受けて収縮して、胆のう管から総胆管へ胆汁を送り出し、脂肪分の消化を助けるのです。 胆汁(いわゆる黄水です)は肝臓で作られ97%は水で、それ以外は胆汁酸、ビリルビン(胆汁色素)、コレステロールなどが含まれますが、消化酵素は含まれていません。
胆汁酸の働きは、脂肪を乳化(石鹸のような働き)し、消化・吸収させやすい形に変化させ、脂肪を分解吸収しやすくします。さらに水に溶けない脂溶性ビタミンの吸収を助けます。
排出された胆汁の大部分は小腸から吸収されて、他の吸収された栄養分と一緒に血管を通って肝臓に戻り、再利用されます。これを「腸肝循環」と言います。
肝臓で作られた胆汁をためて濃縮します。食物が十二指腸に入ると、その物理的刺激によりコレシストキニン (CCK) が分泌され、胆?が収縮してためてある胆汁を分泌します。