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により消化管(胃や十二指腸)の壁の欠損を生じる病態です。食べ物を消化する胃液(攻撃因子と呼ぶ)とその胃液から胃を守る作用(防御因子と呼ぶ)のバランスがくずれた時にできると考えられています。
| 攻撃因子 | 胃酸・ペプシン・ストレス・自律神経・ヘリコバクター・ピロリ・薬物(消炎鎮痛剤、ステロイド剤、抗生物質など)・喫煙など |
| 防御因子 | ・粘液(粘膜を保護するバリアの役目) ・重炭酸(粘膜が分泌するアルカリ性物質で胃酸の力をやわらげる) ・血液の流れ(粘膜を健全に保つ) |
| 長所 | 短所 | 当院での対応 | |
| 胃X線検査 | ・費用が安い ・病変の位置関係がわかり易い |
・放射線被ばく ・病変の存在診断は可能だが、その場合は内視鏡が必要 ・検査後に下剤の内服が必要 |
不可 |
| 胃カメラ | ・観察と同時に細胞の検査(生検)が可能 ・カラーであり粘膜の変化がわかる |
・費用が胃X線検査より高い ・検査時の 不快感 |
可 |
| アルコール | ![]() |
胃酸の分泌を亢進させます。 |
| タバコ | 粘膜の血流循環に障害が起こり、胃の粘膜を守る働きが弱くなります。 | |
| カフェイン | ![]() |
胃酸の分泌を亢進させます。 コーヒー、紅茶、抹茶、ココアなど |
| 炭酸飲料 | ![]() |
胃酸の分泌を亢進させます |
| 香辛料・かんきつ類 | ![]() ![]() |
各種香辛料やニラ、ニンニクのような香りの強い野菜、さらに、夏みかんやレモンのような酸味の強いかんきつ類なども刺激物になります |
| 熱いもの
冷たいもの |
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極端に熱いものや、冷たいものが刺激になります |
| 消化の良いもの | タコ・イカ・貝類・干物などは避ける |
| 食物繊維が多くないもの | ゴボウなどの根菜類、海藻類、きのこなどは食物繊維が多い |
| 胃内停滞時間(胃の中にとどまっている時間)が短いもの | 元気な時に食べて腹持ちがいいものは避けましょう。特に油は胃への負担が大きいです |
| 制酸剤 | 胃酸の分泌を抑える |
| 粘膜保護薬 | 粘膜にベールをかけて胃酸の直接の刺激から守る |
| 粘液産生・分泌促進薬 | 粘膜血流増加作用・粘液分泌増加作用作用・細胞増殖作用・内因性プロスタグランジン増加作用など |
| 粘膜血流改善薬 | 粘膜血流増加作用 |
| プロスタグランジン製剤 | 内因性プロスタグランジン増加作用 |